絵本を通して育まれるもの
2023.5.16
先週から、年中・年長組の絵本借りがスタートしました!
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園にある約700冊の中から、季節や子どもたちの興味に合わせて、先生がピックアップし、絵本借り用の棚に本を入れています。
年中さん・年長さんの子どもたちは、週に1回、絵本借り用の棚から自分の借りたい本を選んで、家庭に持ち帰っています。
最近の人気は・・・『わんぱくだんシリーズ』や『小さなぽこぽこシリーズ』です✨また『 のらねこぐんだんシリーズ 』も人気です。
最新作も随時購入して、先生が読み聞かせをしたり、子どもたちが家庭に借りていけるようにしています。
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今回は、絵本の借り方のご紹介です。
当園では昨年の年長さんが卒園記念制作で作ってくれた代本板を使い、絵本を借りています。
色はクラスカラーの目立つ色で塗ってあり、番号が書かれています。
番号=出席番号として、子どもたちは自分の代本板として扱います。
『 数字を自然と覚えよう 』という気持ちが湧きますね。代本板を使うことで、幼児教育の終わりまでに育ってほしい10の姿の中の『 量・図形、文字等への関心・感覚 』にもつながってきます。
*『 わかりやすさ 』が大切ですね。以前使っていた代本板は、本の中に埋もれてしまい、見つけるまでに時間がかかってしまうこともありましたが、こちらの代本板は、とっても見やすく見つけやすいです。
「 どれにしようかな・・・!? 」
とワクワクしながら絵本を眺める子どもたち。
大人でいう旅行の計画中と同じで、この時間も楽しい雰囲気が伝わってきます。
「 これにしよう! 」
借りたい本の隣に、代本板を入れます。
そして借りたい本をそっと引き出します。
本の『頭(上)』をとると、絵本が痛みやすいので、『おなか(中心)』をつかむように伝えています。
これがなかなか難しいですね!!💦
習慣化できるように取り組んでいます💪
「 これにきめたよ! 」
「 わたしは、このほん! 」
「 わたしは このほんだよ! 」
嬉しそうに見せてくれます✨
絵本が決まったら、先生に見せて、何を借りたのかを記録しています📚
借りた後は教室でまったりと絵本タイム。
じっくり絵本を読む子どもたち。
「 どっちがいい? 」
「 わたしはこっち! 」
「 ぼくは・・・どれもいいなあ・・・ 」
ゆとりをもって過ごす時間は 友だちとの 温かいかかわりが生まれる瞬間になっています。
” 時間のゆとり ”って、人間関係を 築く上で非常に大切な要素ですね。
「 宇宙って、こうなってるんだ! 」
『 みらいのえんそく 』という絵本を見て、ワクワクしています。
「 ぼくたちが おとなになったときには、えんそくが うちゅうなんだって! 」
とても夢が広がりますね! そんな日がくることが楽しみです。
何十分という間、友だちと絵本を通して、お話をしたり
絵本の ”イメージ” を共有していた子どもたち。
友だちと ”イメージ” を共有することって、とっても素敵なことですよね✨
絵本や絵本借りを通して、とっても大事なコミュニケーションが生まれ、その能力が育っていっていることを
実感しました。
・・・嬉しかった年中さんの子どもの言葉・・・
絵本を借りたすぐに、来週は『これをかりよう!』と決めていました。
絵本好きになっていることが実感でした瞬間でした✨